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ましろの気まぐれ日記


by white-tail
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太陽の塔

太陽の塔 (新潮文庫)
森見 登美彦 / / 新潮社
ISBN : 4101290512



以前に紹介した、「夜は短し歩けよ乙女」の森見登美彦のデビュー作で、日本ファンタジーノベル大賞を受賞した作品
森見節全開!夜は短し~に通じるものがあるかなぁ
主人公は京大生で、恋人の水尾さんに振られてからというもの、女性とは縁のない生活を送っている。そして今日も、彼は「水尾さん研究」と称して彼女の周りを奔走する。
物語はこんな場面からはじまってくの

「何かしらの点で、彼らは根本的に間違っている。なぜなら、私が間違っているはずがないからだ。」こんなポリシーを根っこに、男臭い青春の想いや出来事を、厚かましいまでに都合よく解釈していく主人公。彼と志を同じくする仲間たち。猫そっくりな不思議ちゃんの水尾さん。その他魅力的な汗臭男たち。。。そして主人公と水尾さんが敬愛してやまない「太陽の塔」
ちなみに私は植村嬢がお気に入りだったりしますw
それからこの作品も、おもしろい単語がいろいろでてくる。まなみ号、邪眼、クリスマスファシズム、ええじゃないか。。。ついでに招き猫もでてくるw

主人公と愉快な仲間たちは、果てしない妄想力と絶大な自信をもって、青春という強敵に立ち向かう!
そして、物語が終わったとき、主人公はちょっとだけ成長する。

何か私も高校時代を思い出してみたりして。
それから、なんとゆーか、VIPの匂い(笑)もしたような気がするw
もーずっと笑いっぱなしでした~
男女問わずに楽しめる1冊。
エンターティメントとしては、かなりいいかんじですよっ
by white-tail | 2008-02-10 22:24 | 本とか趣味とか